おはようございます。
今日は私が人生の中で最も他人に振り回されて、どうにもできなかった自称『暗黒時代』の話です。
今から6年前、私は教育関係の仕事についていました。
指導する立場に居て、毎日責任を持って一生懸命仕事をしていました。
そんなある時、私は複数の人たちからクレームを受けてしまいました。
私が『相手のために良かれ』と思ってやったことが、
相手に伝わらず誤解され、非難を受けてしまったのです。
いろいろ噂され、批判され、どうにもできない状態になりました。
私は誤解を解こうと、自分なりに頑張ったのですが、
あることないこと言われ、私ひとりの力ではどうにもできませんでした。
今思い出しても涙が出るくらいに、ひどい事を影で言われていました。
私という人格そのものを否定されたのです。
誰かに相談したくても相談できる相手もいない。
家族に話せば家族を巻き込むことになります。
信用はどんどん薄れ、私は寝ても覚めても、そのことが頭から離れなくなってしまいました。
「私はどうしたらいいの?私は何も悪くないのに・・・。」
八方ふさがりです。
毎日頭の中が悪循環でぐるぐるしていました。
この状態が約3ヶ月間続きました。
私は人が信用できなくなりました。
「周りは全て敵だ。」と思うようになりました。
その時に味わった「自分は一人ぼっち」という何とも言えない孤独感は、
耐えられないほど悲しく辛いものでした。
その様子を見ていた『Aさん』が、私に心療内科にかかったほうがいいと勧めました。
実はこの『Aさん』こそ、私を振り回す張本人でしたが、
このとき、私は『Aさん』が私を振り回しているということに気付いていませんでした。
その『Aさん』に心療内科を勧められたことが、私にはとてもショックでした。
「なぜ私が心療内科にかからなければならないのか。
私はこんなはずじゃない。
私はこのままこんな状態で終わるはずがない。
この状態から何とかして脱出しなければ・・・。」
と思いました。
でも、その方法がわからない。
何とかしなければと思うほど、どうにもできず、焦りが出てきました。
そしてまた自分で自分を追い込み、悪循環を引き起こしてしまうのです。
私は「人生はどうにもできないんじゃないか。」と思うようになりました。
このまま生きている価値があるのだろうか・・・。
どうにもできない私は、毎日何のために生きているのかさえ、わからなくなっていました。
朝起きてもやる気になれない、職場に行けば周りから責められているように感じる。
周りはみんな敵。
誰一人として私の味方は居ない。
家に居ても、心が休まりません。
「どこかで誰かが私のことを噂している。
どうしたらこの状況を変える事ができるのか。
私は悪くないのに・・・。」
頭の中がこの繰り返しで ぐるぐるです。
私の状態を見て、家族が心配しています。
逆にそれがまた私を苦しめるのです。
私のせいで、家族にまで迷惑がかかる・・・。
私は何のために生きているのか。
ちょっとイメージしてみて下さい。
『私』と書かれた透明なガラスの花瓶。
花瓶には水が八分目まで入っています。
『ストレス』という小石が毎日1粒ずつ、花瓶の中に入れられています。
水がいつ一杯になるのか、私はわかっていません。
けれど毎日確実にストレスの小石は花瓶の中に増えていきます。
ある時、1粒の小石を入れたら、とうとう水がこぼれてしまいました。
その水のこぼれる量は、小石1粒分の分量ではありません。
相当な量の水が溢れ出てしまいます。
私は、その溢れる寸前の状態です。
心療内科にかかったら、間違いなく薬を処方されていたでしょう。
そして今もずっと薬を飲み続けていたかもしれません。
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