あなたは相手と話をする時に相手のどこを見ていますか?一度、話している時の自分の目線を意識してみてください。相手に話が伝わらない人の特徴のひとつに、目線の位置が悪いということがあります。
以前、コミュニケーションに苦手意識を持っている先生からご相談がありました。
自分の話が生徒たちに伝わらない、生徒が全然話を聞いてくれない、ということでした。
「生徒たちの目を見て話していますか?」と聞くと、「はい。目を見て話しています」という答えが返ってきました。そこで私は「生徒たちの目を3秒見続けてください」と伝えました。
3秒を意識して、生徒と目線を合わせるようにした結果、自分では今まで生徒の目を見て話していると思っていたが、実際は全然目を見ていなかった、ということにこの先生は気づいたそうです。
目線が合わない人と会話をしていると、だんだん不安になってきます。目線が合わないので、
「ちゃんと伝わっている?」
「私に不満があるの?」
「私が変なこと言っているのかしら?」
「機嫌が悪いの?」
と思ってしまうのです。
以前、私のクライアントさんたちにコーチング講座で実験をしてみました。
私が意図的に上目線、下目線で話した時、どんな印象を持つか、という実験です。
その結果、実験に協力してくださった全員から、
「話の内容が入ってこない」
「嫌な気持ちがする」
「集中できない」
という答えが返ってきました。目線だけで、こんなに相手を嫌な気持ちにさせるのです。
目線が合わない人は、自覚がない場合が多いです。本人は相手の目を見て話していると思い込んでいることもあります。
そこでやっていただきたいことがあります。鏡で自分の目を1分見続けてください。
手鏡ではなく、できればまっすぐに立って、自分の目を見ることができる大きな鏡がおすすめです。これが相手の目を見て話すということです。とはいえ、じ~っと相手の目を見続けて話すのも変ですし、疲れます。
優しいまなざしで相手の目を見て話してください。目線を合わすのが疲れてきたら、目線を少し下に逃がしてください。時々上に目線を外す人がいますが、これは不自然です。
おすすめは、相手に最初に会った時に目を見て挨拶をしておくことです。最初にしっかり目線を合わせておけば、そのあと、若干目線を外しても大丈夫です。
たまに鏡で1分トレーニングをしてみてください。
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