繰り返しになりますが、コミュニケーションはキャッチボールです。
ボールを受け取ることが上手い人とは、キャッチボールが長く続きます。
会話も同じです。話が上手いから会話が続くのではなく、聞き上手だから会話が続くのです。
ではどうしたら聞き上手になれるでしょうか。相手の話を一字一句逃さず聞くのではなく、相手の話の雰囲気を聞き取ることがコツです。
相手が楽しそうに話しているのか、悲しいのか、怒っているのか、相手の気持ちに寄り添って聞きます。何か良いアドバイスをしようとか、質問をしようとか思わずに、あいづちをうったり、うなずいたり、「そうなのですね」「素敵ですね」「それは残念でしたね」「がっかりですよね」「悲しいですよね」と相手の気持ちに共感したりします。
相手の話している言葉を使って、そのまま返すのもいいですね。
「…で楽しかったのですよ」→「楽しかったのですね」
「…良かったですよ」→「それは良かったでしょうね」
「…で困っちゃったのですよ」→「それは困ったでしょうね」
何か特別なことをしなくてはと思うと、かえって難しくなってしまいます。相手が投げてきたボールを受け取って、そのまま返すイメージです。
あなたの周りにいる聞き上手さんの話の聞き方を観察して、できそうなことから取り入れてみてください。
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