17.承認上手は信頼度アップ


コミュニケーションでは承認をよく使っています。


承認とは「私はあなたの存在に気づいています」ということをいろいろな方法で、相手に伝えることです。また、相手のありのままを認め、受けとめる行為でもあります。

相手を承認する目的は、お互いの信頼関係を築くため、お互いにより良く成長していくためです。

私たちは自分の存在を、誰かに認めて欲しいと思っています。誰かに「ありのままの自分」を認めてもらうことで、自分がここにいてもいいのだと安心し、それが自信を持つことにつながります。


 どういう時に、人から認めてもらったと思えるかというと、


 声をかけられた時

相手に名前を呼んでもらった時

変化、成長したところを伝えられた時

「ありがとう」「たすかりました」と言われた時

誘ってもらえた時

などがあります。


ほめられた時は?と思ったかもしれません。もちろんほめられた時も、人から認めてもらえたことになります。けれど中には、ほめられて居心地の悪さを感じる場合があります。

あなたは日頃、誰かをほめていますか?あるいは誰かからほめられたことはありますか?

以前、承認についての講座をした時に、参加者のみなさんに以下の質問をしました。


あなたのお子さんが、学校からテストを持って帰ってきました。

「100点だったらほめますか?」と質問すると、全員が「ほめる」と言いました。

「では、99点だったらほめますか?」と質問すると、ほとんどの人が「ほめられない」と答えました。たった1点の違いで、ほめるとほめないに別れてしまうのです。

「あと1点取れたら満点だったのに、何やってるの!!!」と逆に叱ったりするかもしれません。


つまりコミュニケーションにおいてほめるということは、「これはほめられるけれど、これはほめられない」という、ほめる側の評価が入るものであり、さらに、ほめる基準が曖昧という点も見逃せません。また、ほめる相手が上で、ほめられる人が下というような、上下関係が発生します。


上司が部下をほめる

先生が生徒をほめる

コーチが選手をほめる

親が子供をほめる

年上の人が年下の人をほめる

ほめる行為に上下関係を強く感じる人は、ほめられても嬉しくないし、ほめられることで、逆に相手に対して不信感を持つ場合もあります。また、あなたが今までにほめられた内容は、相手がジャッジしたあなたに対する良い評価ではないでしょうか。


 同じことをやっても、ほめられる時とほめられない時があり、同じことをやっても、あなたはほめられないのに、他の人がほめられたりすることがあります。つまりほめるためには条件があるのです。

以下、その条件の一例です。


・ほめられることをした時

・相手がこれはほめることだと判断した時

・人よりも目立つ良いことをした時

・相手がほめようと意識する時(意図的)

ほめることは、脳への影響がとても良いと言われていて、子供はほめて伸ばすということが、一時期流行りました。その時に親や先生は、一生懸命子供たちをほめましたが、ほめることに疲れてしまう、という声を聞きました。

コミュニケーションをする中で「ほめる」という方法しか知らない場合、ほめるための条件に当てはまらない人は、ほめてもらえません。では、ほめることがない時は、どうしたら良いでしょうか?


 そんな時には「承認」が使えます。「ほめる」と「承認」の2つの方法を使えると、あなたのコミュニケーシの引き出しが増えます。

 では、日常生活で使う承認とは実際にどういうものでしょうか?例をあげます。


挨拶をする

返事をする

名前を呼ぶ

目線を合わせ、相手を見る

ねぎらう、感謝をする

相手と向き合う

相手が言ったことを覚えている

変化、成長したことを伝える

話を聞く

趣味や将来の夢を聞く


などです。他にもまだまだありますので、自分で考えてノートに書いてください。

「ほめる」と「承認」を区別する必要はありません。また「ほめる」ことが悪いと言っているのでもありません。承認は、相手と信頼関係を築くための最強のスキルといえます。

その中でも、最もよく使う承認は「ありがとう」ではないでしょうか。

 あなたが「ありがとう」と相手に伝えた時、「ありがとう」という言葉をあなたの心が感じるのです。それは、自分で自分を承認していることになります。


 相手に「ありがとう」と伝えた時、「ありがとう」をお互いに共有しているのです。

 承認は、相手の存在と自分の存在の両方を認めることができる、コミュニケーションといえますね。

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