(例1)
いつ頃?きっかけは?
高校生の時、私が話したことが部活の仲間に誤解されて、全員から無視されてしまった。そのことがきっかけで、私の話はきちんと相手に伝わらないと思い込み、友達に話をすることが怖くなってしまった。
このことから学んだことは?
もしかしたら自分は一方的に話してしまったのかもしれない。〇〇について話したいんだけど、いいかな?と相手に確認をしてから話していたら、状況は違ったかもしれない。次からは、相手に確認を取ってから話をしよう。
(例2)
いつ頃?きっかけは?
5,6人で会話が弾んでいたのに、私が話した途端、静かになってしまった。そのあと気まずい雰囲気になって、みなさんが離れていった。私は何かまずいことを言ってしまったのかもしれない、空気が読めなかったのかもしれないと思い、それ以降、自分から話をすることができなくなった。
このことから学んだことは?
何度考えても思い当たる節がないので、気のせいかもしれない。たまたまみんな帰る時間だったのかもしれない。自分で考えても答えがわからないことを気にするのをやめよう。
いかがでしょうか?
書き出してみることで、その時に起こった出来事を客観的に振り返って考えることができます。
ここで重要なのは、会話が苦手になったきっかけをリセットすることです。
リセットとは失敗したことを、無かったことにするということでも、反省することでもありません。苦手意識のない本来のあなたに戻って、より良いコミュニケーションをとることができる状態になることです。
過去に失敗した体験が、今の自分のコミュニケーションに影響しています。
けれど本当に失敗だったのでしょうか?
自分で失敗したと思い込んでいるだけではありませんか?たった一度や二度の失敗で、自分はコミュニケーションが苦手だと思い込むのはもったいないです。
実は失敗した体験が多ければ多いほど、コミュニケーション能力を磨くことができます。なぜなら、人は失敗した体験から多くのことを学び、改善することができるからです。
私自身、最初はとても落ち込んでいましたが、今では失敗はチャンスと思っています。
また、コミュニケーションは何度でもやり直すことができます。
過去には戻れませんが、今この瞬間にリセットをして、これからのコミュニケーションに活かせばいいのです。
棚卸しをする時は深刻にならずに、軽やかな気持ちで振り返ってみてください。そして今日から、私はコミュニケーションが苦手と思うのをやめましょう。
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